1.ワックスの選び方
男性がワックスを選ぶに一番大切なのはセット力の強さです。どのメーカーのワックスでもできるだけセット力の強いものをを選んで下さい。
ワックスの強さもいろいろな名前がついています。
「ハード」とか「スーパーハード」とか中には「ウルトラハード」とかもあるので名前だけではワックスの強さは分かりません。
ワックスの強さはワックスの横に成分表とかと一緒に書いてあるのでそれを見てワックスの強さを判断して下さい。
サロン専売品だとワックスの強さが書いていなくて、美容師、理容師と相談しましょうという物もあります。これは使ってみないとわからないのでサンプルが有れば使ってみてセット力は強いかとかをチェックしてみるといいでしょう。無いときは判断出来ないのでどうしてもこのワックスがいい場合を除いては別の商品にして下さい。
2.なぜ一番強いワックスがおすすめなのなのか?
理由は二つあります。
- 男性の髪は全員短いから
- どんなヘアスタイルにも使えるから
2-1.男性の髪は全員短い
女性も含めて全てのヘアスタイルの中で男性のヘアスタイルはショートスタイル、もしくはそれよりも短いヘアスタイルです。
ヘアスタイルを長い順に並べると
ロング
↓
ミディアム
↓
ボブ
↓
ショート
↓
ベリーショート
↓
ボウズ
この様な順番です。
女性から見ると男性のヘアスタイルは全員短いのです。
短い髪の毛はセット力が強く無いと動かせないのでスタイリング剤はセット力の強いものを使う必要があります。
ベリーショートよりも短いボウズとかはセット力の強いワックスでも動きが出ないので、もっとセット力の強いジェルなどを使います。
2-2.どんなヘアスタイルにも使える
アップバングにするような短いスタイルはハードワックスをしっかり使っていいと思うのですが、マッシュとかセンターパートなどの男性のするヘアスタイルのなかでは長めのヘアスタイルはあまりセット力の強いワックスをつけない方がいい物もあります。
そうゆう時にハードワックスがあるとワックスのつける量を減らしてスタイリング力を変える事ができます。
セット力を強くするのはとても大変ですが、弱くするのは使う量を変えるだけなので簡単にできます。
また新たに買うよりもハードワックスが有れば一つでいろいろなヘアスタイルに使えるのでスタイルを変えた時にスタイリング剤で悩む必要がなくなります。
このような理由から男性の使うスタイリング剤はセット力の強いハードワックスを使うのが良いでしょう。
3.サロン専売品とは?
ワックスにもサロン専売品のワックスと市販品のワックスがあります。オススメなのはサロン専売品のワックスです。このワックスは基本的に美容室でしか売られていないもので、美容室で使っているのも全てこのワックスです。
オススメする理由はセット力が長続きすることです。
自分が使い比べた感じだと同じスーパーハードのワックスでも市販品と専売品ではワックスのヘアスタイルのキープ力が違う様に感じました。
スプレーをして固めてもそれは同じで、市販のワックスを使った時は崩れるのが早かったです。
スタイリングは上手くいかないと面白くありません。周りの人に褒められたり、自分でいいと思う様にならないとスタイリング自体やらなくなってしまいます。
こうゆう事を避けるためにしっかりスタイリングできる専売品をオススメします。
3-1.強いワックスつけるとどうなる?質感は?
強いワックスはつけると髪がゴワゴワした硬い質感になります。髪同士がくっついて束ができやすくなるので、髪の流れがわかりやすくなります。
髪がゴワゴワするのでボリュームも出しやすく、思った様なボリュームも出しやすくなります。
ワックスはどんなにハードでも固まる事はないので後から調整できるのが良いところです。
初めてスタイリングする人には一番使いやすいスタイリング剤ではないかと思います。
硬いスタイリング剤をつけているけど上に書いた様にならないという人もいると思います。
そうゆう人はワックスをつける量が少ないのだと思います。
3-2.どれくらいの量をつけるが良いのか?
ワックスでスタイリングするのに最低限つけて欲しい量は100円玉一個分くらいです。このくらいつけないとワックスつけているのが分からないです。
束感やしっとりまとまる様な質感も出せないのでつけて欲しいと思います。
実際にこの量をつけてみるとまだ少し足りないかなくらいの量になっていると思うので必要な場合は足して下さい。
ワックスをつける時に避けたいのがつけ過ぎてしまう事です。
4.軟毛の人は量を減らす
ワックスをつけ過ぎてしまうのは軟毛の人に多い傾向です。前の説明にあった100円玉より少ない量からるのが良いと思います。軟毛の人は髪が柔らかいので少しの量でも髪がしっとりします。軟毛の人にとってワックスは重ためのスタイリング剤です。
自分の髪も柔らかいので、経験談になりますが、出来るだけ少ない量でワックスの効果が最大になる量をつけるのが軟毛の人に一番適した量だと思います。
また軟毛の人はワックスだけだとワックスの重さで数時間すると元に戻ってしまうので必ずハードスプレーで軽く固めてあげるとスタイルが長時間キープできると思います。
軟毛の人にはハードスプレーが必ず必要になるので一つ持っていた方がいいと思います。
4-1.剛毛は量を増やす?
意識的にワックスを増やす必要はないです。剛毛、多毛のひとでも基本はなるべくワックスは少なくつけるのがおすすめです。
しかし、剛毛、特に多毛の人は軟毛の人よりも毛量が多いのでワックスの量は多くなると思います。
ワックスのつけ方は髪質で変わるものではないので少ない量からつけて少しづつ足していくのがいいでしょう。
剛毛多毛の人は先ほど説明した最低限つけてほしい量の100円玉よりも多くつけてもいいと思います。そのくらいつけても剛毛多毛の人はつけ過ぎる事はないからです。
もう一つ注意したいのが、つける量が少な過ぎる事です。
少なくつけるのは良い事なのですが、ついているのが分からない様ではワックスをつける意味がありません。
あまりワックスを本格的に使ったことない人には100円玉くらいの量でも髪がかなりベタベタするので多く感じられるかもしれませんか、そのくらいはつけないと束感は作れないので最初は少し我慢してつけてみてください。
4-2.髪質はどうやって見分ける?
自分で髪質を見分けるのは難しいと思います。
たくさんいろいろな髪質をみている美容師や理容師の人にどんな髪質なのか教えてもらうのか一番確実に自分の髪質を知る方法です。
この様にオススメするのはわかっていると思っても実際は全く違ったり、ただの思い込みが多いからです。
これは自分が実際にサロンワークをしていて感じる事です。例えば少しくせ毛の人がいたとして昔から両親や友達に『くせ毛だね』とたくさん言われていると『自分は凄いくせ毛に違いない!』と思い込んでしまう人を多く見かけます。
しっかりと髪質を知っている人もいるので必ず間違えているとは言えませんが、確認のために聞くのもいいと思います。
そのくらい自分の髪質を知っている人は少ないです。
5.おすすめするワックス
おすすめは
です。
どちらもマットワックスでツヤ感が全く出ないのでしっとりするのが苦手な人にオススメです。
リップスのワックスは専売品ではないのかもしれないですが、有名サロンが作っていることもあってサロン専売品と変わらないセット力と使いやすさです。
ナカノのワックスも昔から美容室で扱っているお店が多いメーカーです。ナカノはサロン用と市販用とあると聞いたことがありますがこれはサロン用のです。
自分で使った感想ですがセット力の強いワックスは全般的に硬いので手に取るのが大変だったりなかなか手に馴染まなかったりします。
そういった時はセット力が一つ弱いワックスを選んでもらうといいです。
セット力の弱いワックスは柔らかいワックスが多いからです。弱くしすぎるとセット力が弱くなってしまうので一つだけ下げるのがオススメです。