1.ワックスが効かない!考え方られる原因
ワックスをつけても元に戻ってしまう。ベタッとするだけで何も変わらない。この様な悩みのある人はいくつか原因が考えられます。
- ベースセットをしていない
- ワックスのスタイリング力が弱い
- ハードスプレーを使っていない
これらは直毛の人だけでなくスタイリングが上手くいかない人全てに当てはまる原因です。
直毛の人は全て出来ていないとスタイリングは上手くいきません。
特に一つ目にあげた「ベースセットをしていない」はスタイリングを成功させるために必須の工程です。
しかし、ほとんどの人はベースセットをやっていません。ベースセットを知らない人が多いと思います。
ベースセットはスタイリングの半分以上を占めるくらい大切なものです。
これが出来る様になるとワックスをつけても効果を十分に発揮しますし、ヘアスタイルも崩れなくなります。
直毛の人の髪の特徴は真っ直ぐまとまりやすく、どんな髪型にも挑戦出来る万能な髪質です。
しかし、何をしても真っ直ぐになるという事はカールさせたりするのが難しい髪質とも言えたり、まとまり易いというのも髪の動きを出すのが難しいとも言えます。
直毛の人は生まれた時からこの髪質なので、普通の髪質よりスタイリングが難しいと感じる人はあまりいません。
私も直毛なのでスタイリングがやりづらいという実感は全くありませんでした。
美容の仕事を始めて、色々な髪質に触れた時に直毛の人のスタイリングは結構大変だと気づいたくらいです。
2.スタイリングの工程
スタイリングの工程は
1
髪を濡らしてからヘアスタイルのベースをセットする
2
ワックス、ジェルなどスタイリング剤を使ってセットする
3
ヘアスタイルが崩れない様にスプレーで固める
スタイリングというとワックスやスプレーなどを使うのがスタイリングと思う人が多いですが、それだけではありません。
1〜3の順番でセットするのが崩れないスタイリングのやり方です。
多くの人が2.3のスタイリングを頑張ってやりますが、肝心の1が抜けているため、スタイリングが難しくなっています。
自分の経験だと直毛の人は1がができていないとワックスをつけてもただベタッとしてしまうだけで、すぐにヘアスタイルが崩れてしまいます。
3.動きのつけ方
動きの付け方はこちらの記事に細かくまとめてあるのでこちらを参考にしてみて下さい。
動きのつけ方、ボリュームのつけ方は2つあります。
ドライヤーでボリューム、動きをつける
アイロンでボリューム、動きをつける
ドライヤーはボリュームをつけるのに向いていてコツをおぼえればどんな髪型にも応用できます。
ドライヤーのセットは直毛の人に必ず覚えて欲しい動きのつけ方です。
自分もこのドライヤーを使ったやり方でいつも動きをつけています。
ただこのやり方はドライヤーを使う前に髪をしっかり濡らす必要があります。髪を濡らしてからでないとボリュームがつかないからです。
アイロンを使ったやり方は毛先にカールや束感などの動きをつけるのに向いています。髪を濡らす必要はなく乾いた髪から始められます。
アイロンでボリュームを出すのは自分の体感でボリュームがつかないイメージです。
多少ボリュームはつきますが、元に戻るのが早い感じがします。
私がボリュームをつけるのにアイロンを使っていたのは髪が長くなってからです。
短い髪で(ベリーショートとか)でボリュームをつけたい人はアイロンで十分ボリュームが付きますし、濡らす手間もないのでアイロンでボリューム出しても良いと思います。
アイロンは120〜180℃とドライヤーの2倍近い温度になるのでダメージになりやすいです。
男性も一つ持っていると色々なスタイリングに使えます。
直毛の人ならパーマ風にしたり、髪を外に跳ねさせたりなんかもアイロンを使うと簡単に出来ます。
4.直毛のボリュームの付け方
これは直毛の人のための補足の様なボリュームの出し方の説明です。
髪をしっかり濡らす
ドライヤーでボリュームを出す
ワックスなどスタイリング剤をつける
スプレーで崩れない様にする
これは一緒です。
直毛の人が特に難しいのはドライヤーでボリュームを出す工程が難しいと思います。
直毛の人は髪を持ち上げてボリュームを出す時にグッと髪を引っ張って頭皮に力がかかる様にしてボリュームを出します。
力が加わったまま乾く事で張りのあるボリュームがでる様になります。
『少し出し過ぎかも』くらいボリュームを出した方がドライヤーのスタイリングが上手くいきます。
直毛の人やボリュームが出づらい人は少しするとボリュームダウンするからです。
ボリュームダウンしてもしっかり残るように少し出し過ぎくらいにします。
それでもボリュームがうまく出せない人は濡らした後、髪を乾かす時に下を向きながら髪を乾かすとトップにボリュームが出せます。
下を向いて乾かしてトップが乾かせたら一度正面を向いて鏡でボリュームが出ているか確認します。
まだボリュームが出ていなければまた下を向いて乾かします。
この時に注意するのはトップ以外の髪は乾かさない様にすることです。
トップ以外も下を向いたまま乾かすと全ての髪にボリュームがついてしまうのでボリュームをつけたくないところはトップのボリュームがついた後、正面を向いて乾かしてください。
5.アイロン使って動きをつける
アイロンを使ってボリュームを出す場合はまずストレートアイロンを用意する必要があります。
どんなアイロンでも良いですが、アイロンプレート部分が薄い方が短い髪も挟みやすいのでオススメです。
営業で使っているアイロン
数年前に買ったものです。
今はかなり値段が上がっていてびっくりです。
上のアイロンより価格の抑えた使いやすいアイロンも載せておきます。
動きをつけたいところの毛束を少しつまんだらアイロンで挟んで、アイロンプレートのエッジを使って髪を少しカールさせます。
すると小さな毛束ができるので同じようにしてトップ部分の毛束がほしいところにカールをたくさん作っていきます。
こうして毛先に動きをつけます。
6.ベースセットが必要な理由
ベースセットはヘアスタイルの基礎部分を作るためのスタイリングです。
ベースがないとヘアスタイルが崩れてしまうからです。
何をするにもそうですが、ある程度の基礎がないと上手くいきません。家を建てたりする時も基礎が大切という話を聞いた事があると思います。
直毛の人はこのベース作りがとても大切です。
動きを出すのが難しい直毛の人はベースの時点で髪に動きをしっかりつける必要があります。
髪に動きをつけるとはどうゆう事かと言うと具体的に言えば髪にボリュームをつける事です。
例えば、寝グセで髪がペタッ潰れてしまった髪にワックスをつけてスタイリングしようとしても全く動かないと思います。
これがボリュームがついていないところの髪です。ボリュームがないと髪の動く範囲が狭いので動きがでません。
これは余談ですが寝グセも寝ている間に自然についたベースセットと考えられます。
これとは逆でボリュームが出ていると髪を色々な方向に動かせるのでワックスを使っても動きをつけやすくなります。
7.ワックスとハードスプレーの選び方
ワックスが効かない原因にワックスやスプレーの弱さも考えられるのでここではワックスの選び方も簡単に説明したいと思います。
メンズ直毛の人はワックスもスプレーも一番セット力の強いものを選んで下さい。
セット力はワックスの後ろ辺りに書いてあます。
メーカーによって強さを表す数字は違います。
弱、中、強で表しているものもあるので何番とは言えませんが強めのものを選んでください。
髪質とかはあまり気にしないでこの選び方でいいと思います。
髪質まで気にするのはかなりスタイリングに慣れてからなのでここでは気にしなくていいです。
7-1.ハードスプレー
両方ともしっかり固まるスプレーです。
オーシャントリコは有名美容室が出した商品なので市販品ですがとても使いやすいです。
香りがいいのもおすすめするポイントです。
ナプラはサロン専売品のスプレーです。もっと強いスプレーもありますが、こちらが使いやすいスプレーだと思います。
napla ナプラ インプライム アートスプレー デザインロック 180g
7-2.wax
自分が使ったことのあるワックスで使いやすいもの、セット力が強いものの紹介です。
サロン専売品なので知らない人が多い商品だと思います。
シュワルツコフのワックスはかなり昔から出てるものなので香りはワックスらしい特有の匂いがします。
新しいワックスの方が香りはいいですが、自分はセット力の方を重視していたのでこのワックスを多様していました。
艶が出過ぎないところもいいところです。
シュワルツコフ シルエット ハードワックス 50g 【ヘアワックス】 ☆ サロン専売品 ヘアケア
こちらも昔からあるワックスです。
セット力はいいですが、ワックス自体が硬いので手に伸ばすのが少し大変です。
ミルボン プレジュームワックス7 90g《MILBON ミルボン ワックス スタイリング剤 ヘアワックス メンズ 美容室 美容院 サロン専売品 hair wax men's salon》
7-3.ジェルワックス』
ジェルは使い慣れるまでは大変ですが、慣れてしまうと軽くてしっかり固まるので自分は気に入ってよく使っています。