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【2022年メンズ向け】ワックス効かない原因はここにある!ワックスの付け方と髪質の関係 


1.ワックスが効かない原因

ワックスが効かない、つけてもすぐに元に戻る原因はワックスをつける前にあります。


ワックスをつける前にドライヤーを使ったスタイリングをしていないからワックスをつけ


ても直ぐ元に戻ってしまうのです。



このドライヤーを使ったセット(ハンドブローと言います)がヘアスタイルのベースとな


ります。



これが出来ていないとどんなにワックスやスプレーをしてもすぐに元の状態に戻ってしま


います。


このベース作りがスタイリングの中で70~80%を占めると言ってもいい程大切なものです。




2.多くの人がやっているスタイリング



多くの人がヘアスタイルのベース作りをしないでワックスをつけているのでスタイリングが


上手くいきません。


ベース作りをしてワックスでスタイリングすればワックスが効かないなんて事はなく、ボリ


ュームもしっかりと出す事ができます。



では具体的にどうやってスタイリングすれば良いのか?書いていきたいと思います。



初めに今回説明するスタイリングの全工程はこうです。

  1. 髪を根元までしっかり濡らす
  2. ドライヤーを使って乾かしながらベース作り
  3. ワックスをつける
  4. スプレーで微調整


1.2がベース作りのスタイリングで3.4が髪の質感を調整するスタイリングです。


この通りにやっていけばワックスつけても元に戻らないスタイリングができます。



3.ベースのスタイリング




まずは髪を濡らします。洗面台やシャワーを使ってしっかり濡らして下さい。


霧吹きとかで軽く濡らすのではなく髪の根元までしっかり濡らす様にします。


根元まで濡れたらタオルで良く拭いて下さい。余計な水分は取っておきたいので出来るだ


けしっかり拭いて下さい。



お風呂から出て髪を乾かす前の状態くらいに髪が濡れているのがベストな状態です。



ここまでしっかり濡らす理由は

髪は濡れて乾かす時に髪のボリュームをつけたり、ボリュームを抑えたり出来るので、一度濡らさないとこの後のドライヤーのセットが無意味になってしまうからです。


またヘアスタイルは髪の根元をどの方向に乾かすかで決まります。


ただ乾かすだけでなくボリュームをつけたり、抑えたりなども70〜80%はこの根元の方向


で調節します。



この様な理由からベース作りをする前に髪をしっかり濡らす必要があります。



他にもアイロンを使ってベースを作る事もできますが、スタイリングに慣れている人向けか


なと思うのでスタイリングに慣れていない人は髪を濡らす事をオススメします。

4.ドライヤーでスタイルのベース作り


ここからヘアスタイルのベースを作っていきます。


男性のヘアスタイルはトップにボリュームをつけて、サイドはボリュームを抑えるスタイル


が多いです。


それなのでベースも同じ様に作ります。


髪は濡れたところから乾く時にクセが付くので初めは半乾きになるまでザッと適当に乾か


して大丈夫です。

男性の髪はあまり長くないので、この半乾きにする工程も30秒くらいで十分です。


短髪の人(例えばサイドを刈り上げて前髪をアップバングにしている人、普通に乾かしても


前髪が眉上くらいの人)は半乾きにする工程は必要ないと思います。やっても10秒もいら


ないくらいです。

乾かし過ぎに注意して根元を触って少ししっとりするくらいを目安に乾かして下さい。

4-1.トップのボリューム


ここからトップにボリュームをつけます。


ボリュームをつけるのは正面を向いた時の目尻幅くらいの髪にボリュームをつけます。


頭頂部から耳の方に頭を触ると頭が丸くなるところがあると思います。その頭の丸みより上にボリュームをつけていきます。


ボリュームをつける時は髪を真上に引き上げて(頭皮から90度くらいになる様にして)根元からしっかり髪が立つ様にします。


トップの髪全部を真上に持ち上げらないのでトップから生え際までを3〜4つに分けて乾かします。


もっと細かく分けた方がボリュームは付きますが、時間もかかるのでこれくらいに分けるのが良いでしょう。


まずは頭頂部(つむじ辺り)から生え際に5センチ幅を取って髪を上に上げます。


そしてそのまま根元をドライヤーで乾かします。


髪がピンッと張るように少し力を入れて髪を引っ張っても良いと思います。


根元がしっかり起きた状態のまま髪を乾かせればどんな持ち方をしても構いません。


大切なのは髪の根元が上に向いている事です。


一回で根元は乾かないので、根元が熱くなってきたらドライヤーを離して少し冷めたらまたドライヤーで根元を乾かします。


この時髪を持ち上げている手はそのまま離さない様にして下さい。


この様な事を繰り返して同じ場所を乾かすと根元が乾いてボリューム何つきます。


手を離しても髪が下に降りなくなります。先程はつむじ辺りから5センチにボリュームをつけました。


今度は今ボリュームを付けたところのすぐ前の5センチの髪をまた真上に引き上げてさっきと同じようにしてボリュームをつけます。


アップパングにしたい人はこの乾かし方で生え際まで乾かします。


アップパングで前髪が潰れてしまうとカッコ悪いのでしっかり乾かす様にして下さい。


前髪を下ろしたい人や横に流したい人は生え際から5センチくらい手前でボリュームを出すのを止めます。


先程の半分くらいに髪を持ち上げるようにボリュームを抑えて乾かします。


こうするとボリュームが緩やかに繋がるので違和感のないスタイルができます。


4-2.ツムジの後ろのボリューム



ここまでつむじより前にボリュームをつけたので次はつむじの後ろにもボリュームをつけます。


ボリュームをつけるのは頭頂部から後頭部に頭を触るとまた頭の丸いところがあると思います。


先程と同じように丸みの上にボリュームをつけます。


やり方は先程と同じ様にしてボリュームをつけますが、後ろは見えないのでイメージしながら何も見ないでやります。


先程のトップのボリュームが出せればここは簡単に出来ると思います。


この辺りの髪は比較的張りがある髪なので、力を入れて上に引き上げなくても軽く持ち上げて根元にドライヤーの風が当たればボリューム出ます。


トップにボリュームをつける時はこの様にして頭頂部から頭の丸みの上にボリュームをつけます。


ここまでがドライヤーを使ったボリュームの出し方です。



5.サイドのボリュームを抑える

次は両サイドの髪のボリュームを抑えます。


抑える場所は耳上から頭頂部に向かって頭を触った時に頭の丸くなるところまでのボリュームを抑えます。簡単に言えば横の髪のボリュームです。


ボリュームの抑え方はボリュームを出すより簡単です。


髪の生えている方に髪を乾かせば髪のボリュームは抑えられます。


髪は前に向かって生えているので同じ方向にドライヤーの風を当てるとボリュームが抑えられます。


ツーブロックにしていて横の髪が浮いてしまう人は前に向かって乾かしただけではボリュームが抑えられないので乾かしながら手で抑える様にします。


ボリュームを抑えるのはトップにボリュームをつけた時と逆の考え方です。


トップの時は持ち上げてボリューム出る様にしましたが今度はボリュームを抑えるために手で広がらない様に抑えます。


3〜5秒手で抑えてから離すとボリュームダウンしていると思います。ここも一回では抑えられないので何回か繰り返し乾かしてボリュームダウンさせて下さい。


トップの髪も前に向かって生えています。ただトップはボリュームを出したかったので生えている方向に逆らうように上に持ち上げてドライヤーを当てました。


それでボリュームが出たと考えても良いでしょう。


実際の髪はつむじを中心に渦を巻いて生えています。

ツムジが2つある人やクセ毛の人はもっと髪の生え方が複雑になっています。

しかし髪をセットする時にそこまで細かく考えると難しくなってしまうので、ここでは

「耳より前の髪は前に向かって生えている」

という考え方でいいと思います。

6.後頭部の乾かし方

後頭部もボリュームを抑えたいところなので、乾かし方は横の時と同じです。

しかし、後頭部の髪にボリューム出る事はほぼ無いので普通に乾かしても問題ないです。

どうしても気になる人やボリュームが出やすい生え方の人は横のボリュームを抑えたのと同じように抑えて乾かして下さい。

7.頭の丸みの部分

頭の丸みの上部分にボリュームをつけて、下部分はボリュームを抑えました。

丸みの部分その繋ぎを作る部分になります。

トップで出したボリュームを徐々に無くしてサイドのボリュームを抑えた部分に繋げていきます。

文章にすると難しく感じますが、変なボリュームが出ないように後ろから前に向かって乾かすだけで良いと思います。

そしてトップとのボリュームとの差が激しいところや違和感を感じるところは少しだけボリュームを出すくらいで大丈夫です。

後頭部の丸み部分は何もしなくても大丈夫です。

後ろはカットで綺麗になる様になっているのでトップにボリュームをつけるだけでまとまります。

これがドライヤーを使ったベースの作り方です。

8.ドライヤーの風力

ドライヤーの風力は気にする必要はないです。

普通に家にあるドライヤーの風力で十分です。

風力が強いと乾くのは早くなりますが、強すぎる

と乾かしたくないところまで変なボリュームをつけてしまう事があります。

これまで説明してきた様なベース作り(ハンドブロー)は風力が強いと扱いづらいです。

9.ヘアスタイル質感調整

ヘアスタイルのベースができたのでここからワックスをつけます。

ワックスは少しづつ足してつけるくらいが良いと思います。

ワックスの量は100円玉くらいの大きさを手に取ります。

ワックスはつけ過ぎない方がいいのは確かですが、あまり少な過ぎても付けている意味がありません。

ワックスでスタイリングする時はこのくらいの量をつける様にして下さい。

手のひらで良く伸ばしたらつむじの辺り(さっきボリュームを出した辺り)ワックスをつけます。

付け方は髪を掴んで何回も揉み込んでも良いし、手のひらでシャンプーをする様にシャカシャカと毛先にワックスを馴染ませても良いです。

ワックスは髪全体に馴染めばどんなやり方でも大丈夫です。

一つ注意するところは前髪にワックス馴染ませないようにする事です。

ヘアスタイルのベースをドライヤーで作ってあるとどんなワックスの付け方をしてもまた元のベースのヘアスタイルに戻ります。

長時間経ってもヘアスタイルが崩れないのはこのベーススタイルの上にワックスをつけるからです。

馴染ませている途中でワックスが足りなくなったら足してください。

どのくらい足すかは毛量で違いが出ますが、先程の半分くらいで大丈夫だと思います。

10.ワックスを馴染ませたら

前髪以外の髪にワックスが馴染むと全体が少ししっとりしたような感じになります。

何となくしっとりしたくらいがちょうど良いワックスの馴染み方です。ベタッとしてしまったとしたらそれは少しつけ過ぎていると思うので、次にスタイリングする時はワックスを減らしても良いと思います。

馴染んだらつむじから放射状に手グシを通して髪を一度馴染ませます。少し前に説明した通り、髪はつむじから放射状に生えているのでその流れの通りに馴染ませます。

ボリュームを一度おさえると言っても良いと思います。ベースが出来ていればどんなに髪を潰しても元に戻るので大丈夫です。

流れの通りに馴染ませてからスタイリングするのは次の2つの理由からです。

  • 変なところにボリュームが出てしまうのを防ぎたいから
  • ボリュームを足すようにスタイリングをした方がやり易いから



全部馴染ませたら状態から今度はボリュームを出していきます。

ボリュームを出すのは先程ベーススタイルでボリュームを出したところです。

トップの髪を少しうえに引いてもらうと簡単にボリュームが出ると思います。うえに引かなくても少しトップの髪を左右に動かせばボリュームが出てくると思います。

この様にしてボリュームの欲しいところは出してボリュームのいらないサイドや後頭部はそのままにしてスタイリングしていきます。

今度はワックスが全体に馴染んでいるのでボリュームを出しても全く違うイメージに仕上がると思います。

これがワックスなどのスタイリング剤の効果でベーススタイルでは分からなかった髪の束感やボリュームを強調する事ができます。髪の質感を調節するのがスタイリング剤の役割です。

ワックスにもいろいろありますし、ほかのスタイリング剤もあるのでいろいろ試してみるとスタイリングも面白いと思います。

11.スタイリングの仕上げに

このままでも良いスタイルだと思いますが、長時間経つと流石に崩れてしまうかもしれません。

外に出ると風があって、夏などは湿気が多く暑いのでヘアスタイルは崩れやすいです。

それを防ぐために最後にハードスプレーでスタイルをキープする様にします。

ハードスプレーの付け方はトップのツムジを中心に一周かけるだけです。

ハードスプレーはたくさん使うほどカチカチに固まるのでヘアスタイルが崩れるのが心配な人はもう一周くらいしてもいいと思います。

一周ハードスプレーするだけでもスタイルはキープできますが、トップのボリュームが無くなるとメンズスタイルはあまり良くありません。

なのでオススメは全体に一周とトップのボリュームを出した髪の内側にも2ヶ所程ハードスプレーをするとより良いと思います。

12.まとめ

現在も仕事をしながらスタイリングがわからない人に今回まとめた事を実践しながら説明しています。

文字に起こすとなかなか伝わりづらいところもあるように感じました。わからないところや良く出来ないとこは他の人が動画にまとめているのも参考にしてもらうと分かりやすいと思います。


  • ワックスが効かないのはベーススタイルができていないから
  • ベースができればヘアスタイルは崩れづらい
  • ベーススタイル作るには髪を濡らす
  • ドライヤーでトップにボリューム出す
  • サイドは前に乾かしてボリューム抑える
  • ベースできてからワックスつける
  • ワックスは前髪以外につけて全体に馴染む様にする
  • 放射状に手グシを入れてからトップにボリュームをつける
  • ハードスプレーをする

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